禅のことば

このエントリーをはてなブックマークに追加
人間禅:
人間形成の禅の意。人間禅は、昭和24年に耕雲庵立田英山老師(円覚寺派管長楞伽窟(りょうが くつ)釈宗演老師の法(はっ)嗣(す)である両忘庵釈宗活老師の法嗣)によって創設された在家の禅の修行団体である。
全国各地の道場では、年3回摂(せっ)心会(しんえ)を厳(ごん)修(しゅう)するなど本格の禅の修行が行われている。

合掌運動:
人間禅の会員には、社会人として専門領域で優れた実績を上げている人、茶道・書道・俳句等の技芸道や剣道に造詣の深い人が少なくない。人間禅では、そうした在家禅の特長を活かしながら、正しく・楽しく・仲のよい社会(世界楽土)を実現するために、数息観の実修や参禅を主要な柱とする社会形成運動を展開している。現在、「茶禅一味の集い」「剣禅一味の集い」「禅フロンティア」「こころの教育シンポジウム」、企業内参禅会などが実施されている。

一日一炷(いっちゅう)香(こう):
一日に少なくとも線香1本(約45分)は坐禅をすること。

数息観:
自分の自然の呼吸を自分で数えながら、三昧(息を数えることに専念する。)に入っていく修行。ものごとに正しくなりきる力を養う。

三昧(ざんまい):
全身全霊をもって一事に打ちこみ、それになりきっていくこと。三昧には、正念相続・自他不二・正受にして不受の三つの意味がある。

摂心会:
心を摂する会。摂心は、心を治めて散らさないの意。一定の期間(通常1週間)、正脈の師家の指導の下に本格の禅の修行が行われる。

師家(しけ):
禅の法脈を受け継いだ指導者。

参禅:
師家からいただいた公案を坐禅をして工夫し、その見解(けんげ)を師家に呈して深浅邪正を判別してもらう修行をいう。

公案:
公文書の意。人間として誰にも共通な人生の根本問題。また、その問題に対する仏祖の真正の見解。絶対の真理そのもの。人間禅では、肝要な公案200則が順序立てられて公開されている。

作(さ)務(む):
坐禅による静中の工夫を清掃や畑仕事の動態に移して、動作中においても工夫を続けて三昧力(集中力)を養う修行をいう。

経(きん)行(ひん):
動中の工夫(身体を動かしながら三昧の力を養う。)の一つ。静かに歩きながら、一心不乱に一つの念慮になりきること。

提唱:
講座。師家自身が体得している如是法を講本をかりて、そこにまけ出すもの。

如是法:
大自然の生命。誠。

仏性:
真実の自己。大自然の生命が人間に宿ったものをいう。

見性入理:
見性成仏。迷いの根源である虚妄の我を殺し尽くし、大自然の生命と一体の真実の自己として蘇(よみがえ)ること。

道眼:真理を把握する眼。
道力:真理どおりに実行する力。